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見たか!植物の力!!

 Cd―カドミウム。原子番号48(=陽子の数)の金属元素。融点(固体が液体になる温度)320.9℃で、腎臓機能に障害を起こし骨を侵す事から、人体に有害。Cdによる環境汚染によって引き起こされたイタイイタイ病が有名である。―粗末にした事は、必ず自分に帰ってくる。これが世界の掟なのかもしれない。
 それでも、自然界には浄化作用があるので、かなりの年月をかけて再び再生するそうです。私達の体にも、病原菌を倒したりする作用がありますよね。しかし、それをいいことに感けていては、いつまで経っても環境は改善されず、悪循環の中、私達は苦しむ事になると思います。
 何が出来るか。科学により犯した罪を科学で償えないか―そんな理想をちょっとだけ叶えるニュースがありました。そう、自然の浄化作用を利用して汚染土壌を改善する実験が試みられ、成果を出していたのです。用いられたのは、アブラナ科の多年草・ハクサンハタザオ。その実験内容は、以下の様↓(論文はこちら)

  • Cdを含んだ野外の土壌で、1年間この植物を栽培した。
    ⇒結果:当初1k㎡当り4.7㎎あったCdが、1年後には1k当り2.6㎎に減少した。
    しかも、土壌から収穫したハクサンハタザオを、乾燥させて400~500℃で焼却処理したところ、ハクサンハタザオに含まれていたカドミウムは揮発せず残り、工業で再利用出来る形で回収出来た。

 Cd汚染された場所は、従来、汚染土壌を入れ替える「客土」という方法で浄化していました。今回の方法では、「工場等の、局部的に高濃度で汚染された部分には対応出来ないが、田んぼや溜池等の、薄く広く汚染された場所では、客土の半分以下のコストで浄化出来る」そうです。

 人の手で汚してしまった環境を、少しずつでも罪滅ぼししていけると良いですね。

参考:毎日新聞社

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